2019年

52回日本整形外科学会・骨軟部腫瘍学術集会

整形外科 中山富貴先生寄稿小児AYA世代患者の重粒子線治療(群馬大)

 

19名、2-28歳中央年齢14.5歳を治療した。うち骨肉腫10名であった。骨肉腫症例の3年局所制御率は73%、生存率は25%であり、成人の重粒子線治療例と同程度の成績であった。


 2017年

第50回日本整形外科学会骨・軟部腫瘍学術集会

    $2016年4月から保険適用となった「切除不能な骨・軟部肉腫に対しての重粒子線治療」治療成績、

     保険収載前に集計されたJCROSJapan Carbon-IonRadiotherapy Oncology Study Group)の多施設共同後ろ向き解析 

     結果


 2014年

第47回 日本整形外科学会 骨・軟部腫瘍学術集会 からのトピックス 

<放射線治療>

 重粒子線治療について(炭素イオン線治療CIRT  1996年6月より 骨・軟部肉腫に対する重粒子線治療を開始し17年が経過 2013年3月までの集計で903例の登録となっています。治療後長期生存時の神経障害、骨折、椎体圧潰などの有害事象の問題、適用・不適用について、超長期観察の結果が出ていないことからの小児適用 をめぐる問題もこれから解決していかねばならないテーマとされていました。

 ホウ素中性子捕捉療法(BNCT この機関では原子炉実験研究炉を用いて今まで500を超える症例に対しBNCTを実施してきた。2012年、原子炉ではなく、医療施設に併設可能なコンパクトサイズの加速器中性子源BNCT照射システムを開発し、薬事承認に向けての治験を実施中。放射線治療後の局所再発、皮膚直下の腫瘍症例、微視的に浸潤している腫瘍細胞に対してなど今後このBNCTを骨・軟部腫瘍への適用拡大の可能性を模索中 という報告がありました。