臨床試験について
試験結果の信頼性を証明するためには統計学的に一定以上の症例数が必要です。
しかしこの領域ではもともとの罹患者数が少なく国内で必要な例数が集まるまで数年の年月が必要となってしまいます。また罹患数が少ないため、莫大な新薬開発費がかかる企業治験を期待することも難しいのです。
そこでこのような小児がん領域や
希少がん領域では 国際共同という形でグローバルな臨床試験に参画することが必須となって来ています。しかし人種差によるレスポンスの違いの可能性も念頭に置かねばならず 新規治療法立案に大変苦労されています。
臨床試験はエントリ-するための病態や病期などの条件(選択基準)が細かく定められています。
該当するかしないかは率直に主治医にお尋ねになられることをお勧めします。
もっと詳しく臨床試験というものを学びたい方は以下のサイトが あります。
独立行政法人国立がん研究センター がん対策情報センターがん情報サービス 臨床試験(治験)
http://ganjoho.jp/public/dia_tre/clinical_trial/index.html
日本で進行中の肉腫に関する臨床試験情報を俯瞰できるよう JSTAR のWEBサイトでアップデートされています